上述した文言は、男の品格のちょうど100ページ目から始まる項目である。
ここではその言葉通り、魅力的な男になりたければ男を磨くような経験をするべきだと
いうことが書かれてある。
では、具体的に何をすべきか?というところで登場したのが、
銀座ホステスの経験がある作家の蝶々さん。
蝶々さんは魅力的な男になるために次の2つの経験は必須だと言っている。
1つは「一人暮らし」、もう一つは「海外一人旅」である。
まず、1つ目の条件には納得した。
私は一人暮らしを19歳のときからやっていて(当時は27歳)、
その結果として成長できたことが、山のようにあることを知っていたからだ。
炊事、洗濯、掃除、買い物など、今まで母がやっていた多くのことを全て自分でやらなければならなくなった。
一人暮らしをすることで得られるメリットとして、
「家族の干渉がなくなって自由になれる」ということは誰しもが思うことだ。
しかし実は、プチ世帯主になり生活を切り盛りしていく中で、
「生活力と責任感が身につく」ことのほうが遥かに大きいのだ。
また、一人暮らしをしたことがない男には、どこかナヨナヨしているイメージがあったことも
その言葉に説得力を感じた理由だったのだろう。
ただ、2つ目の経験である「海外一人旅」には最初いまいちピンと来なかった。
しかし、次のくだりを読んでハッとした。
"蝶々さんは「30歳を過ぎて、この2つの経験をしてない男は魅力がない」と言う。"
前後の文脈は正直なところ、あまり覚えていないのだが、結局今も覚えているこの言葉が引き金となり、
海外に行くということ、そして一人でいくということを決意したのだった。